第25回グレンツェンピアノコンクール地区大会。
先日、地区大会に臨みました。
去年はここで準優秀賞を頂き、終了と相成りました。
その雪辱を晴らしたいという本人たっての希望で2度目のグレンツェンに挑戦したのが1年前。
去年に比べたら練習する時間自体はとても少なかったけれど、
自分でよく考え、
イメージし、
色々模索したんじゃないかなって思います。
また、去年より技術的なこともきちんと出来るようになって来ていて、
予選・本選と上位三賞に選んで貰った自信からか、
舞台の上でも夢遊病みたくなることはなく、
しっかりと自分で自分の指をコントロールして文字通り、
「自分で弾く」
ことが出来るようになったと思います。
今までいくら練習しても本番でその表現が出ずに淡々と終わってしまったり、
ただ弾ければ良いだけの演奏になってしまったりしていたのですが、
その辺は随分と成長したように思います。
特に本番の練習室での動画を見てくださった先生からのアドバイスで、
「最後の終わり方が乱暴だからちゃんと意識して上げて」
と言われたものを、
一度も鍵盤で確認できずに本番を迎えるのにちゃんと舞台でパーフェクトに表現出来たのが凄かったなぁと・・・。
本人の顔を上げる絶妙なタイミングがマッチして、
本当に音がほんわりと登っていったように見えました。
隣に座っていた方がその余韻に(無音でしたが)拍手を贈って下さったのを見つけとても嬉しく思いました。
先生もそこはとっても褒めて下さり、
「あの最後の音を審査員の先生が聞いてくれていると良いね」
と言ってくれていました。
音の広がりも良く、
弾むような軽やかさも十分にあり、
拍も先生に言われた通りに悪くなかった。
反して改善点としては、
弱冠間延びする部分があったのと、
小さくまとめて欲しい音がやや強く出過ぎた所がありました。
ただ、
相対的には彼女なりに良い演奏をしたと思ったし、
本人も満足気でした。
そんな感じでしょうか。
ただ、やはり地区大会。
予選・本選とは比べ物にならない程、上手い子の数が多いです。
必ず響きを確認する為に会場についてすぐホールの中に入るのですが、
その時点で演奏中の子達を
「上手いなぁ」
と思うことひっきりなしでした><
正直(娘には)小難しい曲だったので、
当然周囲の子もそれなりに苦戦しているだろうと勝手に思っていましたが、
どんだけ頑張っても娘の仕上がらなかった所を難なく仕上げて舞台で弾ける子も沢山いて、
恐れおののきました。
グレンツェンはここを一つの追い風的ステップにして羽ばたいていく子が多いと伺っていましたが、
そうか、
こういう事なのかと改めて思いました。
ただ、イマサラ弱気になっても仕方ないのでそこは黙っておきました。
結果は優秀賞。
銅賞までは数点足らず・・・orz
この時点で全国大会の切符を確約させることは出来ませんでした。
娘は口にしておりませんが、
残念感は大きなものだったと思います。
何か大きなミスをしたのなら納得もしたのでしょうが、
彼女は「やりきった」感を確かに持っていたので、
余計に残念だったと思います。
まぁ、総じてよくある事だと伺っていましたが・・・。
結果には曲調や仕上がりの解釈の違いなんかも出てくるものだし、
それこそ完璧に弾けるから点数が良いとは限らないのだという話もしましたが、
本人はあまり耳に入っていないようでした。
が、まだ終わったわけではありません!
優秀賞の中からも選抜して全国にいける可能性があるらしいので、
残りの地区大会が終了するまでまだ希望を捨てて欲しくないです。
全国大会はピティナの予選時期と被るので、
上手な子はそちらに流れるという噂もちらほら。
銅賞まであと数点なら可能性もあるのかな?
でもちょっと開きがあるようにも感じるので微妙な気もしますが・・・。
ひとまずじっと残りの地区大会が終わるまでを見守りたいと思います。
今後どうするのか。
他のコンペに進むのか、また発表会だけの日々に戻すのか。
親は色々気になっていますが、
それを聞くということは区切りを打ってしまうと言う事だとも思うので、
ひとまずは保留。
一つ一つのステップが彼女の糧になっていってくれますように!
そして。
今週地区大会を迎える皆さんのご健闘もお祈りいたします!!
あとちょっと!
頑張れ!!!